2015年のパリ協定締結以降、世界は脱炭素化に向けて大きく舵を切りました。CO2排出量の多い運輸部門の自動車産業はガソリン車からの大転換を迫られ、EV車、FCV車の主導権争いが苛烈を極めています。併せて本体の軽量化伴う、材料革命も同時進行しています。自動車部材のプラスチック材料のリサイクルの潮流も加速化してきており、将来の完全リサイクルも視野に入る中、品質保証も重要度を増し、それらを裏付ける分析技術にも注目が集まって来ています。今回のセミナーはこれらの課題に対して、自動車産業からの視点とプラスチックのマテリアルリサイクルの双方の視点から今後の技術革新の方向を探っていくことを主眼としています。