「テーマウィーク」は、万博の特性を活かし、世界中の国々が集まり、地球規模の課題解決に向けた知恵を共有し、対話を通じていのち輝く未来社会を共に創造する取り組みです。これは2020年ドバイ万博のレガシーでもあります。本グローバルセッションでは、このエッセンスを取り入れ、ベンガルールの出展者の取り組みを日本の参加者が学ぶための2日間のインタラクティブなセッションが行われ、共通の未来を描く出会いの場となることを期待しています。また6月19日(水)は出展者との交流会も行われますので、ぜひ奮ってご参加ください!
TEAM EXPO 2025プログラムについて
2025年日本国際博覧会協会
広報推進局 企画課
大阪の国際ビジネス推進センター(IBPC)は、企業にさまざまなサービスを提供することで国際ビジネス活動を支援することを目的としています。大阪の中心部に位置するIBPCは、コンサルティング、マーケットリサーチ、ビジネスマッチング、外国企業の日本市場参入支援などを行っています。また、ビジネスチャンスやネットワーキングを促進するためのイベントやセミナーなど、取り組みをご紹介いただきます。
● スピーカー:ジェイコブ氏
インドデザイナー協会とワールドデザインプロトポリスのプレゼンテーション。World Design Protopolis (WDP)™は、都市やコミュニティにデザイン知識とリソースを提供し、市民の生活の質を向上させるプロジェクトを支援するプログラムです。「プロトポリス」は2019年にベンガルール市で初めて導入されました。この取組からデザイン視点から見た都市設計の考察を得ます。
デザイン・イノベーション学部 RV大学
● スピーカー:アヌラダ・チャタジー教授(オンライン)
ベンガルールにはインド各地から多くの若者が集まっており、2011年の国勢調査によると、人口の42%が外部からの移住者です。これは、同市が提供する豊富な雇用機会と優れた教育インフラに起因しています。特にITや技術分野での高収入の仕事が多く、スタートアップや新興企業の拠点としても知られ、多くの若者が新たなチャンスを求めて移住しています。RV大学のデザイン&イノベーション学部は、戦略、サービス、ブランド、メドテックデザインのプログラムを提供し、健康ソリューションに重点を置いています。ここで建築・デザインの国際的学術リーダーシップについて、またUI/UXデザインとデザイン思考学んだ若者が地元に戻り、農村部の成長を促進する人材として活躍することが、インドの地方との格差を解決する一つの策をお話しいただきます。
●ペヌンブラ・マクトリックス(13:45 ~ 14:15)
創造力と成長を支えるシャドウプレイキット(影絵キット)を通じて、子供たちに優れた教育体験を提供します。私たちの取り組みは、子供たちの想像力を育み、総合的な成長を促す取り組みをステージでの実演を通じて発表いただきます。
●スリシュティ・マニパル芸術デザイン技術研究所
(14:15 ~ 14:30)
MAHEの一部として学生を受け入れ、世界クラスの学びのインフラと国際的な交流機会を提供しています。これらの取組を発表いただきます。
※MAHEは「Manipal Academy of Higher Education」の略。これは、インドの教育機関で、インド政府から「Institute of Eminence(最高位機関)」として認定されています。
● テーマ「遊びと学び」に関するディスカッション。(14:30 ~ 14:45)
● VIGA・エンターテインメント・テクノロジー CEOによるプレゼンテーション。(オンライン)
最先端のコンピューターグラフィックスとAIを駆使し、エンターテインメントの革新に取り組んでいます。リアルタイムレンダリングの映画制作、包括的なCGエンジニアリング、デジタル公共基盤、AR/VR、そして生成AIに特化し、エンターテインメントおよび教育分野向けに没入型デジタルコンテンツを創り出します。ドバイ万博2020においてGoogle Cloud Anchorsを使用したAR技術を導入された実績の経緯などもお話しいただきます。
ボットマインズ・ジャパン株式会社
● Botminds社は、ディープラーニングと自然言語処理の技術を通じて、ドキュメント処理の未来を創造しています。退屈なペーパーワークから人々を解放し、顧客に真の価値を提供する技術を提供しています。日本のビジネス文化に深く根付く書類中心のプロセスオートメーションを変革することを目指す取組みをお話しいただきます。
Madras MindWorksは、VR、AR、MR技術を駆使し、未来のコミュニティと様々な産業を革新する企業です。彼らが目指すIndustry 4.0の実現は、製造業を含む多くの分野でデジタル変革を推進し、IoT、クラウドコンピューティング、AIなどの先進技術を統合します。この取組みは、人々の生活や働き方に大きな影響を与え、生産性の向上と変化への対応を可能にします。Madras MindWorksの具体的な取組みと、これからのコミュニティの在り方についてお話しいただきます。
● スピーカー:サティヤ・プリヤン・スンダララジャン
● テーマ:未来のコミュニティとモビリティのディスカッション:日本印度商業会議所ムトゥベラン・T氏とサティヤ・プリヤン・スンダララジャン氏
大阪ビジネス・投資センター(O-BIC)様は、大阪府、大阪市、大阪商工会議所が共同で設立したワンストップサービスセンターです。大阪に拠点を設立・拡大しようとする外国企業や団体に対して、詳細なサポートと的確なアドバイスを提供しています。その取り組みを紹介します。
革新的なヘルスケアソリューションを提供する企業です。インドの無症状者向けの癌検診サービス。政府と共同開発した若者向けメンタルヘルスアプリ。健康管理ワーカーが耳の画像を取得し、診断データを共有する携帯デバイス。女性が自宅で子宮頸部細胞を採取できるセルフサンプリングキット。都市低所得層向けの糖尿病と高血圧のケアモデル、等。彼らのインドでの取組みを語っていただきます。
● スピーカー:タイリー・マシューズ・ジョージ様
インドは製造大国を目指していますが、インドの労働力は若年層が多い一方で、正式に訓練された労働者の割合は非常に低く、また多くのエンジニアはIT業界で働くことを好むため、製造業への人材流入が少ない現状があります。その上でAIvolvedの革新的なAIソリューションは、製造業における品質管理を変革するソフトウェアの開発、AIによる異常検知、部品確認、効率化などインドの製造業が直面しているさまざまな課題に対して効果的な解決策を提供します。インドの製造業の課題と、その取り組みをお話しいただきます(オンライン)
● テーマ「健康とウェルビーイング」に関するディスカッション。
革新技術サービス・トラスト
35年以上の農業分野での経験を持つアショク・クマール氏は、先進技術を駆使して地球の未来と生物多様性を守る取り組みをリードしています。彼のセッションでは、これまでの労働集約型ではなく、AIやロボティクス技術を活用した持続可能な農業の在り方、そして地域社会の経済的自立を支援する方法について具体的に紹介します。
● スピーカー:アショク・クマール・メダ・スリランガ・セッティ様
● テーマ地「球の未来と生物多様性」についてのディスカッション:アショク・クマール・メダ・スリランガ・セッティ氏およびジェイコブ・マシュー氏
Neo-Xは、再利用やリサイクルが不可能な廃棄物や有害な廃棄物を高効率で焼却する焼却炉です。1200℃の高温で廃棄物を燃焼させ、温室効果ガスの排出を95%以上削減します。サニタリー廃棄物、医療廃棄物、有害な布、非リサイクルプラスチックなど、複雑な化学物質を含む廃棄物を適切に処理し、リサイクルよりも環境への影響を最小限に抑えます。従来の400℃の焼却に比べ、環境に優しい処理が可能です。開発までの取組みと今後の展望をお話しいただきます。
● スピーカー:ドワジ・バグレチャ様
Flourishは、インドの社会的、環境的に持続可能なメーカーからのみ衣類、刺繍・伝統工芸品を仕入れ、サプライチェーン全体で作り手の賃金と安全な労働環境を含めた公正な待遇を実現することを目的としています。消費者が製品の真の価値を理解できるように情報を提供し、特に女性生産者グループのエンパワーメントに注力し、持続可能な生活を支援する取組みをお話しいただきます。
● スピーカー:プラガティ・トリパティ様
● 「食と暮らしの未来」に関する議論。
バンガロール商工会議所
カルナータカ州の最大企業団体であるBCICは、850社以上の企業から構成され、製造業、IT、バイオ、エンジニアリングなど多岐にわたる分野をカバーする拠点を東京に持っています。大阪・関西万博開催まで300日前となり、関西との経済交流拡大を目指す今後の取組みをお話しいただきます。
● スピーカー:K G スレシュ様
IN-SARA Consulting Pvt. Ltd.
IN-SARAは、バンガロールを拠点に日本とインドのビジネス、文化、教育を推進するコンサルティング企業です。文化イベントやプログラムを通じて両国の文化を融合させ、教育面では、日本語教育や学術提携、スキル開発を推進。専門代表団プログラムを通じてビジネス機会を創出し、MOUの締結を支援するなど、長年に渡り両国の橋渡しをしてきた経験から、今後の日・印の未来を語っていただきます。
● スピーカー:ラチナ・グプタ様
● テーマ「未来の文化共創」に関するディスカッション
インダストリー財団
社会・気候変動の影響を受けやすい女性たちが、自分たちで所有し運営する協同組合のような企業形態を構築・拡大することで、持続可能な生計を構築する支援をしてします。天然繊維と再生農業のバリューチェーンに焦点を当て、700人の女性がIKEAなどにホームアクセサリーを供給するなど、インド女性たちにグリーンビジネスの実践方法を伝え、マーケットに繋げる役割を担っており、すでに500,000人の生活に影響を与え、女性たちのさらなる経済的、社会的な地位確立を目指しています。その取組みをお話しいただきます。
● スピーカー:ジェイコブ・マシュー様
コーヒーとお茶菓子をご用意しています。ベンガルールのイノベーターとのネットワーキングをお楽しみください。